デスクトップ・Android向け クライアント設定ガイド

V2Rayクライアント
v2rayNのダウンロードと設定

プラットフォーム別にオープンソースクライアントを整理し、サブスクリプションの追加からルーティングまで、デスクトップとAndroidの設定箇所を確認しながら進められます。

日本語の設定ガイド Xray・V2Fly エコシステム
プロトコルとセキュリティ機能
  • VMess
  • VLESS
  • Trojan
  • REALITY
コアのエコシステム
  • Xray
  • V2Fly

プラットフォーム別にクライアントを選ぶ

まずOS、プロセッサーのアーキテクチャ、インストール形式を確認してからクライアントを選びます。デスクトップではv2rayN、Androidではv2rayNGが基本の選択肢です。V2Flyコアが必要な場合はv2flyNGを検討してください。ダウンロードページでは配布先とシステム要件を案内しています。このページではインストーラーを配布していません。

Windows v2rayN · おすすめ

デスクトップ版と従来のWPF版

初めてインストールする場合は、クロスプラットフォームのインターフェースを採用したデスクトップ版がおすすめです。従来のメニューやウィンドウ構成に慣れている場合は、クラシックWPF版を選べます。どちらも、対応プロトコルは使用するコアによって異なります。見た目だけで設定が動作するか判断しないでください。インストール前にシステム設定でデバイスのアーキテクチャを確認し、ダウンロードページの案内に従って適切なファイルを選びましょう。

既存の設定がある場合は、サブスクリプショングループ、カスタムルーティング、DNS設定をバックアップしてから、新しいプログラムフォルダーへ移行します。初回起動時は信頼できるサブスクリプションを1つだけ追加し、設定を選んでシステムプロキシを有効にして、ブラウザーで接続を確認します。まずはTUNを同時に有効にせず、インストールの問題と通信の取り込み方法を切り分けましょう。

macOS v2rayN

チップに合ったインストーラーを選ぶ

「このMacについて」でチップを確認します。Apple Siliconはarm64、Intelはx64を選んでください。同じインストール形式でも、プロセッサーのアーキテクチャが同じとは限りません。選択を誤ると起動できない場合や、追加の互換環境が必要になる場合があります。まずシステム要件を確認し、アプリをインストールして初回起動まで進めましょう。OSの権限に関する通知を、サブスクリプションの問題と混同しないようにしてください。

デスクトップでの設定手順はWindowsと共通する部分がありますが、システムのネットワーク設定や権限の場所は異なります。システムプロキシを有効にした後、対象のアプリがその設定を参照するか確認してください。特定のアプリが直接接続する場合は、まずアプリ側の設定を確認します。より多くのアプリの通信を取り込む必要があるときは、TUNの権限、ルーティング、復旧方法を確認してから有効にしましょう。

Android v2rayNG · おすすめ

v2rayNGとv2flyNG

v2rayNGはXrayコアを使用しており、Androidで使い始める際の基本的な選択肢です。v2flyNGはV2Flyコアを使用するため、特定のコアが必要な場合に検討できます。比較的新しいスマートフォンの多くはarm64ですが、最終的には端末が対応するアーキテクチャを確認してください。判断できない場合は、ダウンロードページの汎用版の説明を参照し、購入時期だけで決めないようにしましょう。

サブスクリプションを追加して初めて接続するとき、OSからVPN接続の許可を求められます。これはクライアント内のノード設定とは別のものです。アプリごとのプロキシを使うと、通信を処理するアプリを絞り込めます。バックグラウンドで接続が切れやすい場合は、バッテリー最適化やバックグラウンド実行の制限を確認してください。最初から省電力関連の設定をすべて変更する必要はありません。

Linux v2rayN

ディストリビューションに合わせてdebまたはrpmを選ぶ

まずディストリビューションのパッケージ形式を確認し、debまたはrpmを選びます。x64とarm64の違いにも注意してください。デスクトップ用のGUIクライアントには対応するグラフィカル環境が必要です。設定ファイルだけで動作するサーバープログラムとは区別しましょう。ダウンロードページでは一般的な形式を主な項目にまとめ、arm64向けの選択肢も掲載しています。

インストール後は通常のデスクトップセッションでサブスクリプションを追加し、基本的な接続を確認します。システムプロキシを参照する方法はデスクトップ環境によって異なり、アプリ独自のプロキシ設定がある場合もあります。TUNが必要な場合は、ディストリビューションとクライアントの案内に従って権限を設定してください。問題が起きたらログを保存し、ネットワーク設定を元に戻してから確認しましょう。権限の変更を何度も重ねないでください。

クライアントが提供するのは設定と接続のためのインターフェースであり、利用可能なリモートサーバーを自動で用意するものではありません。サブスクリプションのURL、共有リンク、手動で入力するパラメーターは、信頼でき、利用権限のある提供元から入手してください。サブスクリプションには通常、接続情報が含まれます。スクリーンショットを共有したり、設定を書き出したり、サポートを依頼したりする際は、URL全体、ユーザー識別情報、関連するキーを隠してください。

クライアント一覧を見る →

システムプロキシ・ルーティング・サブスクリプション設定

同じ接続パラメーターでも、デスクトップとAndroidでは設定場所が異なります。まず通信をどのようにクライアントへ取り込むかを確認し、その後どのルールで処理するかを決めましょう。以下では設定の目的別に説明します。画面例は項目の場所を示すもので、名称はインストールしたクライアントによって異なる場合があります。

システムプロキシが通信を取り込む範囲

システムプロキシを設定すると、OSのプロキシ設定を参照するアプリの通信がローカルのプロキシポートに送られます。v2rayNで「システムプロキシを自動設定」を選べば、通常はブラウザーで接続を確認できます。独自のネットワーク設定を持つアプリは、個別に確認が必要です。すべての通信がクライアントに取り込まれるわけではなく、ルーティングが自動でグローバル設定になるわけでもありません。Androidで一般的なVPN接続による取り込みとは異なり、デスクトップの基本的な接続確認に適した方法です。クライアントを終了または切り替える前にシステムプロキシを解除すると、ポートが閉じた後もアプリが使い続ける問題を避けやすくなります。

v2rayN · システムプロキシ

システムプロキシを自動設定システムプロキシを解除
ローカルリスニングポート10808

「サブスクリプションを追加 → システムプロキシまたはVPN接続を確認 → ルーティングを選択 → 必要に応じて高度な通信取り込みを有効化」の順に進めるのがおすすめです。手順全体は設定ガイドをご覧ください。名前解決、ルールの優先順位、日常のメンテナンスについては完全ガイドをご覧ください。

Project V・V2Fly・Xray

プロジェクト、コア、GUIクライアントを区別してから、プロトコルの説明を読みましょう。それぞれ役割が異なります。プロジェクトは技術エコシステムを形成し、コアは接続機能を実装し、クライアントは設定操作をデスクトップやスマートフォンの画面にまとめます。

エコシステムの関係:3つのインストール手順ではありません

V2RayはProject Vのエコシステムに属するプロキシツールです。V2FlyはV2Rayのコミュニティメンテナンスを引き継ぎ、Xrayはこのエコシステムから独自の実装と機能を発展させてきました。ガイドではこれらの名称が並んで登場しますが、3つのソフトウェアを順番にインストールする必要があるという意味ではありません。GUIクライアントを使う場合に重要なのは、現在の設定をどのコアが実行するのか、またそのコアが必要なプロトコル、伝送方式、セキュリティ設定に対応しているかです。

VMessとVLESSはプロキシプロトコルの名称です。REALITYは具体的な設定とあわせて理解する必要があるセキュリティ機能であり、クライアントのプラットフォームとは別のものです。サブスクリプションにこれらの名称が含まれている場合は、名称だけから速度や安定性を推測せず、パラメーターと互換性の要件を確認してください。各実装が対応する設定項目は、メンテナンスの進展によって変わる場合があります。以前のガイドにある初期値が、現在の環境に適しているとも限りません。

クライアントの役割:設定の保存と操作の整理

v2rayN、v2rayNG、v2flyNGはいずれもオープンソースのGUIクライアントですが、対応プラットフォームやコアの組み合わせが異なります。v2rayNはデスクトップ向けで、サブスクリプショングループの管理、システムプロキシの切り替え、ルーティングの編集ができます。v2rayNGはAndroidのVPN接続やアプリ管理を中心に設定をまとめています。v2flyNGはV2Flyコアが必要なAndroid環境向けの選択肢です。まずプラットフォームと設定の互換性を確認し、次に使い勝手で選びましょう。名称が似ているからといって、すべてを同時にインストールする必要はありません。

GUIを使えば設定の手入力を減らせますが、リモートサービスの代わりになったり、サービス自体の利用上の問題を解決したりするわけではありません。サブスクリプションを正常にインポートできた段階では、クライアントが内容を読み取れたことしか確認できません。コアが起動すればローカル設定が受け付けられたことが分かり、目的のWebページにアクセスできて初めて、接続経路全体の確認の一部が完了します。各段階を分けて考えることで、「インポートできたから接続も正常」と誤解しにくくなります。

オープンソースライセンス:コンポーネントごとに確認

オープンソースとは、対象のコードが該当するライセンスのもとで公開され、条件の範囲内で閲覧、使用、変更できることです。クライアント、コア、同梱コンポーネントには異なるライセンスが適用される場合があり、あるプロジェクトのライセンス説明をすべてのコンポーネントに当てはめることはできません。ソフトウェアを再配布または改変する場合は、付属するライセンス文書を個別に確認し、求められる著作権表示やライセンス表記を保持してください。通常の利用者にとっても、ライセンス情報からプロジェクトの由来やメンテナンス方法を知ることができます。

コミュニティでメンテナンスされていても、すべてのクライアントに同時に同じ機能が追加されるとは限りません。デスクトップ版の項目の場所、Androidでの権限処理、新しい設定項目へのコアの対応状況は、それぞれ別に変わる可能性があります。このページでは、特定のボタンの位置を変わらない基準とせず、機能の目的ごとに説明しています。画面が異なる場合は、「システムプロキシ、ルーティング、サブスクリプション、DNS、TUN」の概念を照らし合わせ、現在のバージョンで対応する項目を探してください。

更新とメンテナンス:元に戻せる設定を保つ

クライアント、コア、サブスクリプションの更新は、それぞれ別のメンテナンスです。クライアントの更新は主に画面、統合方法、OSへの対応に影響します。コアの更新はプロトコルの実装や動作に影響し、サブスクリプションの更新では提供元の設定を再取得します。一度に変更する対象を1種類に絞り、更新後に基本動作を確認すると、問題がどの層で起きたのか特定しやすくなります。長期的に使うカスタムルーティング、DNS、アプリごとの設定は別に記録し、移行時に抜けがないようにしましょう。

日常の確認は、よく使うアプリから始めましょう。クライアントが起動しているか、現在の設定が使えるか、システムプロキシまたはVPNの状態が想定どおりかを確認し、その後ルーティングとDNSを調べます。ログに記録された名前解決の失敗、接続拒否、ハンドシェイクエラーは、それぞれ異なる段階の問題を示します。エラーが発生した時刻とあわせて判断してください。ログを共有する前に、サブスクリプションURLや接続情報を削除しましょう。速度を測る場合も、測定対象と方法を理解し、1回の結果を実際のダウンロード速度の保証とみなさないでください。

設定全体の手順は初期設定から応用までの完全ガイドをご覧ください。名前解決の問題はDNS設定の章、速度測定や更新方法は日常メンテナンスの章で解説しています。基本接続が安定してから、スニッフィング、FakeDNS、詳細なルーティングルールを一つずつ試しましょう。高度な設定を一度にすべて有効にするより、管理しやすくなります。

V2Rayの設定・トラブル対処記事

設定ガイドでは手順に沿って説明し、記事では個別の疑問を補足します。インストールしたばかりなら初心者向けの10問を、接続できるものの動作が不安定ならノード、回線、ローカル設定を順番に確認してください。プロトコルを比較するときは、名称だけでなくパラメーターとセキュリティ機能に注目しましょう。

V2Ray初心者向け10問:サブスクリプションの追加、プロキシモード、接続できないときの対処

初心者がよく困る10の疑問をまとめました。サブスクリプションの追加方法、システムプロキシとTUNの違い、接続できてもWebページが開かない場合などを一問ずつ解説します。通信の取り込み、ルーティングの選択、リモート設定を区別してから、変更すべき箇所を判断しましょう。

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